副業を始めたい。
でも、「何から始めるか」でずっと止まっている。
そんな状態の人に向けて、
AIを使って、ひとつ実験をしてみました。
同じヒアリングシートを使って、
Gemini と ChatGPT に投げたら、どういう違いが出るのか。
この記事は、
その実験結果と、
「AIにおすすめを聞く」のではなく
「AIに考えを整理させる」使い方についてまとめた記録です。
副業の正解探しに疲れている人にとって、
次の一歩を決めるヒントになれば嬉しいです。
副業初心者の僕が、「何から始めるか」で止まっていた理由
副業に興味はある。
でも「何から始めればいいか」で、ずっと止まっていました。
その一番の理由は、
「何から始めるか」を最初から考えてしまったことでした。

選択肢が多すぎて、正解探しになっていた
副業について調べ始めると、
とにかく情報が多いです。
- フリマアプリ(不用品販売)
- ポイ活・アンケート
- Webライティング
- 動画編集
- プログラミング
- SNS運用
「誰でも1カ月で10万円稼げます!」
「初心者でも簡単!」
そんな言葉を見るたびに、
「よくある過大広告だろ」と思いつつ、
「じゃあ、結局どれを選べばいいのか分からない」
という状態だけが、ずっと残っていました。
そして正解が見つからないまま、
調べて
迷って
何も始めない
を繰り返す。
気づけば、
仕事やプライベートといつもの日常に戻り、
副業を始めることは後回しになっていました。
失敗したくない気持ちが強すぎた
副業を始めるんだから、
- 時間を無駄にしたくない
- 失敗して後悔したくない
- 最短で正解にたどり着きたい
そんな思いが、強くありました。
副業を始める=
「稼げて続けられる“正解”を選ばなきゃいけない」
「まわりに自慢できることをしなきゃいけない」
そんなふうに考えていて、
始める前から、無意識にハードルを上げていた
状態だったんだと思います。
自分で何も考えていなかったわけではありません。
でも、考えても答えは出ませんでした。
副業を始めたいのに止まっている人の
大多数は、僕と似たような理由じゃないでしょうか。
そして多くの人が、
次にやってしまうのが、
AIに「おすすめの副業」を聞くことです。
AIに「おすすめな副業」を聞いても、始められない理由
副業が決められないとき、
多くの人が一度はこう思います。
「AIに聞けば、
自分に合った副業を教えてくれるんじゃないか?」
実際に
「おすすめの副業を教えてください」
と聞いてみると、AIはちゃんと答えてくれます。
でも、その答えを見ても、
結局動けない人がほとんどです。
AIの「おすすめ」は正しいけど、決断には使えない
AIが返してくる副業案は、
事実としては間違っていません。
どれも実在するし、
実際に稼いでいる人もいます。
ただし、ここに大きな落とし穴があります。
AIの答えは、
「できる副業の一覧」であって、
「それが“あなた向けかどうか”は分からない」
という点です。
選択肢は増えたのに、
- どれもピンとこない
- 決め手がない
- 結局また調べ直す
という状態に戻ってしまう。
選択肢は増えたのに、
決められない状態だけが、そのまま残ります。
条件がない質問は、「迷いを増やす質問」になる
AIは、
与えられた条件の中で最適解を出すツールです。
逆に言うと、
- 使える時間
- やりたくないこと
- 人との関わり方
- プレッシャー耐性
- 収益への期待
こうした前提が整理されていないまま聞くと、
AIは誰にでも当てはまりそうな答えしか返せません。
結果として起きるのは、
「できそうな副業」は増えた
でも
「やらない理由」は何も消えていない
という状態です。
だから、また迷う。
つまり、
AIに聞くこと自体が間違いなのではありません。
問題なのは、
「整理しないまま答えをもらおうとすること」です。
じゃあ、何を整理すればよかったのか?
そのために、
ヒアリングシートを作りました。
だから作った「副業ヒアリングシート」
副業選びで、AIに渡したかった「判断の軸」
このヒアリングシートでやりたかったことは、
とてもシンプルです。
- どれくらい時間が使えるのか
- 何は絶対にやりたくないのか
- どんなことなら意外と続きそうか
- 収益にどこまで期待しているのか
こうした判断の軸を、
「自分の中だけで考える」のではなく、
AIに渡せる形にすること。
ポイントは、
全部きれいに書けなくてもOKということです。
- 分からないところは空欄でOK
- 曖昧な書き方になってしまってもOK
- 途中で「答えにくいな」と感じる項目があってもOK
むしろ、
その「書きづらさ」自体が、
自分の何が整理されていないかを教えてくれます。
実際に僕が作ったヒアリングシートが、こちらです。

あなたの役割は、
「副業を何から考えればいいか分からず、決めきれずに止まっている会社員が、
最初の選択肢を絞れる状態にすること」です。
以下のヒアリングシートをもとに、思考整理をしてください。
【やってほしいこと】
次の3点だけを、具体例つきで整理してください。
※一般的なランキング記事に出てくる副業をそのまま並べるのではなく、
ヒアリング内容から「なぜそれが候補になるのか」が伝わる形で挙げてください。
① 比較的合いそうな「副業」を5〜8個
② 今は避けた方がよさそうな副業
③ ①で挙げた「すべての副業」について、
それぞれ個別に、
・うまくいった場合に起こりがちな未来
・しんどくなりやすい場合に起こりがちな未来
を必ず書いてください。
【やらないでほしいこと】
・ヒアリング内容の言い換えや要約
・性格分析だけで終わる回答
・「これが一番おすすめ」といった断定
あくまで「選択肢を絞れて行動に移せる」を目的にしてください。
① 使える時間と制約(現実条件)
Q1. 平日に副業に使える時間はどれくらい?
(例:1〜2時間/ほぼ取れない など)
→ 回答:
Q2. 休日に副業に使える時間はどれくらい?
(例:2〜3時間/予定がなければ半日 など)
→ 回答:
Q3. 主に作業できそうな時間帯は?
(例:平日夜が中心/休日午前中/スキマ時間のみ など)
→ 回答:
Q4. 時間の自由度はどれくらい欲しい?
(例:完全に自分のペースがいい/多少の時間指定ならOK など)
→ 回答:
Q5. 収益について、いつ頃までに「何かしら結果」がほしい?
(例:3ヶ月以内に初収益/半年後に手応えを感じたい など)
→ 回答:
② 絶対にやりたくないこと(最重要)
Q6. やりたくない作業・関わり方は?
(例:営業・DM・電話対応・クレーム対応 など)
→ 回答:
Q7. 人との関わり方の希望は?
(例:ほぼ一人で完結/必要最低限ならOK など)
→ 回答:
Q8. 顔出し・声出しが必要な活動についてどう感じる?
(例:絶対にNG/できれば避けたい など)
→ 回答:
Q9. 即レス・厳しい締切などのプレッシャーは?
(例:強いプレッシャーは無理/多少ならOK など)
→ 回答:
Q10. 精神的に消耗しやすいと感じることは?
(例:不特定多数とのやり取り/評価され続ける環境 など)
→ 回答:
③ これまでに「合わなかった経験」
Q11. 過去にやってみた副業・発信・挑戦は?
→ 回答:
Q12. 続かなかった理由は何だったと思う?
(しんどかったポイントもここに含めてOK)
→ 回答:
④ 逆に「比較的続いた・苦じゃなかったこと」
Q13. 一人でコツコツ続けられたことは?
→ 回答:
Q14. 得意・不得意に関係なく、意外と続いた作業は?
→ 回答:
Q15. 時間を忘れて没頭できた経験は?
→ 回答:
⑤ 収益に対するスタンス(考え方)
Q16. 副業でまずはどんな収益感覚を想定している?
(例:最初は月数千円でもOK/時間に対する対価重視 など)
→ 回答:
Q17. 収益が出るまで、どれくらい試せそう?
(例:3ヶ月/半年/結果が見えなければ切りたい など)
→ 回答:
Q18. 副業のイメージはどれに近い?
(すぐ結果が出る/時間をかけて育てる/まだ分からない)
→ 回答:
⑥ 副業に求めているもの(感情の軸)
Q19. 副業に一番求めているものは?(1〜2個)
(例:自由さ/安定感/楽しさ/将来の選択肢 など)
→ 回答:
Q20. 副業を続けた先で、どうなれていたら理想?
→ 回答:
⑦ 今の時点での仮の興味(方向性)
Q21. 今、少し気になっている分野・手段は?
→ 回答:
Q22. 「これは違う気がする」と感じる方向性は?
→ 回答:
同じヒアリングシートをAIに投げて比較してみた
同じヒアリングシートを使って、
Gemini(無料版) と ChatGPT(無料版) の両方に投げてみました。
「同じ入力でも、どういう違いが出るのか」を見るための、
ちょっとした実験です。

Geminiに投げた結果
Geminiの回答は、
全体的に分かりやすく、具体的でした。
- 合いそうな副業が、最初から副業名ベースで出てくる
- 「今は避けた方がよさそうな副業」もはっきり書かれている
- それぞれの副業について
「うまくいった場合」と「しんどくなりやすい場合」が整理されている
読んだ直後の印象は、
- 「しんどくなりやすい未来を先に知れるのは判断材料になる」
- 「今は避けた方がよさそうな副業がはっきりする」
と、
判断材料が一気に見える化された感じでした。
一方で、
「A or B、どちらかを今日試してみませんか?」
と、
少し強引に行動へ押してくる印象もありました。
ChatGPTに投げた結果
ChatGPTの回答は、
Geminiと比べると、もう少し思考寄りでした。
副業名そのものよりも、
「なぜこの副業が候補になるのか」
「どういう前提から選ばれているのか」
といった、
考え方のプロセスが丁寧に書かれていました。
読んでいて感じたのは、
- 「ヒアリング内容をちゃんとくみ取ってる感じがある」
- 「でも、何をやるかは自分で決めないといけない」
という感覚です。
行動を急かすというより、
一緒に頭の中を整理してくれるような回答でした。
比較して分かった違い
同じヒアリングシートを投げても、
返ってきた内容は、かなり違いました。
簡単にまとめると、
Gemini
- 副業の「選択肢」を広げてくれる
- 具体的な副業名と未来像が見えやすい
ChatGPT
- 副業を選ぶ「考え方」を整理してくれる
- 判断のための視点を提示してくれる
どちらが正しい、という話ではありません。
ただ、
今の自分が何に困っているかによって、
向いているAIは変わると感じました。
そして、
ここで一番大事なのは、
AIの回答を、どう使えば行動につながるか
という点です。
AIの回答をどう使えば「行動」につながるか
AIの回答は「答え」じゃなく「お試し選択肢」
AIが返してくる回答は、
あくまで選択肢の一覧です。
だから、
AIの回答はこんな視点で見るのがいいと思います。
- 今の自分でも試せそうか?
- 心理的ハードルが一番低いのはどれか?
- 一番しんどくなさそうなのはどれか?
- 合わなかったらやめても後悔しなさそうか?
AIの回答は、
選ぶための材料として使うもの。
「どれが正解か」ではなく、
「どれなら試してもいいか」で見る。
この見方に変えるだけで、
副業は一気に現実的なものになります。
動ける人・止まる人の分かれ目
AIを使っても、
- 動ける人
- 止まったままの人
に分かれます。
その分かれ目は、
完璧な選択をしようとしているかどうかです。
止まる人は、こう考えがちです。
- これで本当にいいのか?
- もっと向いている副業があるのでは?
- 失敗したら時間を無駄にしないか?
一方、動ける人は違います。
- 合わなかったらやめればいい
- まずは短期間だけ試してみよう
- 判断は、やってからすればいい
AIの回答を見て、
「正解を見つけよう」とすると止まる。
「試す候補を決めよう」とすると動ける。
副業で差がつくのは、
向いているかどうかではなく、
判断を先延ばしにしなかったかどうかです。
だから、
AIに求める役割は、
「お試しの一歩を踏み出す材料を出してもらうこと」
これで十分です。
副業が決まったあとに、「失敗せずに試す」ための小さなルール
期限を決めて試す
副業を始めるときに一番やってはいけないのは、
「これで成功しなきゃいけない」と最初から構えることです。
それをやると、
- 合っているか分からないのに続けてしまう
- やめどきが分からなくなる
- 途中で苦しくなる
という状態に入りやすくなります。
だから、
最初から期限を決めます。
- 2週間 or 1ヶ月
このくらいで十分です。
「この期間だけ試す」と決めてやってみると、
なんとなく、続けられそうかどうかが見えてきます。
最終的な判断は、
やってからで十分です。
初期投資は最小限にする
試す段階で、
いきなりお金をかける必要はありません。
- 高額な教材
- 有料ツール
- スクールや講座
これらは、
「続きそうだ」と分かってからで十分です。
最初は、
- 無料でできる範囲
- 今ある環境(PC・スマホ)
- 限られた時間を少し使う
このくらいの負荷で試します。
お金をかけすぎると、
「やめにくさ」が先に来てしまいます。
最初は「収益」より「続けられたか」で見る
正直に言うと、
僕はまだ副業で大きな収益は出せていません。
だから今は、
稼げたかどうかよりも、
「この副業なら続けられそうか」
を、まずは見ています。
収益が出ている人たちも、
結局は「続けられた人たち」です。
今はその少し後ろを、
ついていくつもりで試しています。
まとめ

副業は、
最初から正解を選べれば理想ですが、
なかなかそうはいきません。
- 小さく決めて
- 短く試して
- 感覚で判断する
この繰り返しで、
「自分に合うもの」が見えてきます。
ここまで来たら、
ぜひ一つ選んで、
期限を決めて、まずは一度だけ試してみてください。
それが、
副業を「何から始めるか考えるだけで終わってしまうもの」から
「前に進むもの」に変える一歩になるはずです。
とはいえ、
「選ぶ前から迷ってしまう」
「始める条件が重く感じてしまう」
という人も多いと思います。
そこで別の記事で、
同じ副業候補を使って、
「決断前提」と「お試し前提」で考えた場合に、
始める一歩の条件がどう変わるのかを
実体験ベースで整理してみました。


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